下賀茂神社で心を整える初詣|馬の神様とみたらしだんご

お出かけ

「鴨の社へ、干支詣。」

年が明けて少し落ち着き始めたころ、新しい年のはじまりに心を整えたい。そんな思いから、今年は京都の鴨の社へ干支詣でに出かけました。

下賀茂神社は、世界遺産にも登録されている由緒ある神社。糺の森に包まれた境内は、京都駅からバスでアクセスしやすいにもかかわらず、街の喧騒を忘れさせてくれるような静けさがあります。馬の神様としても知られ、前に進む力を授けてくれる場所。

心を整え、新しい一年の流れを思い描く。そんな初詣の時間を振り返ってみたいと思います。

京都駅から下賀茂神社への行き方(かんたん)

遠方から訪れる人にとって、京都駅からのアクセスが分かりやすいのは嬉しいポイントです。下賀茂神社へは、バスを使うのが一番シンプルです。

京都駅から市バスで向かう場合
・京都駅前バスターミナルから「4系統」または「205系統」に乗車
・「下鴨神社前」または「糺の森前」で下車
・バス停から徒歩すぐ

所要時間はおよそ40分ほど。乗り換えもなく、京都らしい街並みを眺めながら向かえるので、初詣の道中も楽しめます。

※週末は道路が混み合うことがあるため、時間に余裕をもって出かけるのがおすすめです。

下賀茂神社と上賀茂神社の違い

京都には「賀茂社」と呼ばれる神社が二つあります。それが、下賀茂神社(正式名:賀茂御祖神社)と、上賀茂神社(正式名:賀茂別雷神社)です。

簡単に言うと、

  • 下賀茂神社:賀茂氏の祖先神を祀る神社。心を整える、厄除け、縁結びのご利益で知られる
  • 上賀茂神社:雷の神様を祀り、厄除けや必勝祈願で信仰されている

どちらも世界遺産ですが、雰囲気は少し異なります。下賀茂神社は糺の森に包まれた、やさしく静かな空気感が特徴で、初詣でも比較的落ち着いて参拝できるのが魅力です。

馬の神様として知られる下賀茂神社

下賀茂神社は、「戌(いぬ)の日生まれの馬の神様」としても語り継がれています。『古事記』には、「己酉(つちのとり)の日に、馬に乗って現れた神」として登場し、古くから馬の守り神として、多くの人々から心願成就の神様として信仰されてきました。

現在でも、境内には馬にまつわる絵馬や行事が残されており、勝負運や物事がうまく進むことを願って参拝する人も多いそうです。前に進む力や、人生の流れを整えたいときに、そっと背中を押してくれる存在のように感じがします。

糺(ただす)の森

下賀茂神社の境内に広がる糺(ただす)の森は、神社そのものと同じくらい、この場所を象徴する存在です。甲子園球場のおよそ3倍もの広さがあるといわれる太古の森で、京都の中心部にありながら、今もなお自然の姿を色濃く残しています。

参道に一歩足を踏み入れると、空気がすっと変わるのを感じます。背の高い木々に囲まれ、街中とは思えないほど静か。歩いているだけで、気持ちが自然と落ち着いていきます。

本殿の前で、そっと気持ちを預ける

​本殿で手を合わせるひととき下賀茂神社は、縁結び・安産・育児・学業・長寿など、ご利益がとても多い神社としても知られています。そのため、いざ手を合わせると「あれもこれも」と願い事が浮かんできてしまう、そんな不思議な場所でもあります。

それでもこの日は、無事に一年を過ごせることと、日々を丁寧に重ねていけることを心の中で伝えました。

御手洗(みたらし)川で楽しむ水みくじ

境内には御手洗川(みたらしがわ)が流れています。夏の「みたらし祭」で有名ですが、下賀茂神社ならではの水みくじを楽しむことができます。

水みくじの流れはとてもシンプルです。

川の水につける
社務所でいただいたおみくじを、みたらし川の水にそっと浸すと、白い紙に文字が静かに浮かび上がります。

内容を読む
運勢や和歌、神さまからのメッセージを、文字が見えるうちにゆっくり読みましょう。水から出すと乾いて文字が薄くなるため、川辺で読むのがおすすめです。

そのあとの扱い
水につけたあとは、次のどちらかで大丈夫です。

持ち帰る:お守り代わりに、財布や手帳に入れておく人も多いようです。
境内のおみくじ結び所に結ぶ:願いを神さまに託す意味があります。

※川に流したり、水に戻したままにするのは控えましょう。

清らかな水とともに言葉を受け取る水みくじは、下賀茂神社らしい、静かで風情のあるひとときでした。

みたらしだんご発祥の店で一息

下賀茂神社の参拝とあわせて楽しみたいのが、境内近くにある「加茂みたらし茶屋」。ここは、みたらしだんご発祥の店として知られています。

串に刺さっただんごは、一般的なみたらしより少し小ぶりで5つ並んでいるのが特徴。

みたらしだんごの名前は、境内を流れる御手洗川(みたらしがわ)に由来しているのだそう。

川にぷくぷくと湧き上がる泡をかたどったのが、串に刺さった団子の形。先に一つ、後ろに四つ並ぶ独特の並びにも、そんな意味が込められています。

なにげなく食べていたみたらし団子に、こんな深い歴史があったんですね。

神社で心を整え、由来を感じながらほっと一息。下賀茂神社ならではの楽しみ方だと思います。

まとめ

年明けの落ち着いた頃に訪れた下賀茂神社は、静かに心を整えられるパワースポットでした。糺の森を歩き、本殿で手を合わせ、みたらしだんごでほっと一息。

新年を無理なく、穏やかに始めたいとき。下鴨神社は、そんな気持ちにそっと寄り添ってくれる場所です。


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